両儀鍼灸院のとがわです。
後谿(こうけい)は、手の太陽小腸経(てのたいようしょうちょうけい)に属するツボです。
手の小指側にあるツボで、小腸経の流れを整える目的で用いられます。
東洋医学では「小腸」は飲食物を分ける働きだけでなく、身体の状態を整理する働きとも関係すると考えられています。
後谿は小腸経の兪木穴(ゆもくけつ)であり、八脈交会穴(はちみゃくこうえけつ)のひとつとして知られています。
申脈(しんみゃく)と組み合わせて施術されることがあります。
後谿の場所
手の小指側、手を握ったときにできる小指側の出っ張り付近にあります。
小指の付け根から手首方向へ向かう溝の端で、骨の際にあるくぼみが目安です。
軽く手を握ると、後谿の位置が見つけやすくなります。
押すと少し響くような感覚が出る場合があります。
後谿に期待される働き
東洋医学では、小腸経の巡りを整えるために用いられるツボです。
セルフケアとして活用されることが多いお悩み
- 首こり
- 肩こり
- 背中の張り
- 後頭部の重さ
- 目の疲れ
- 緊張
- ストレス
などのケアに利用されることがあります。
東洋医学からみた後谿
東洋医学では、手の太陽小腸経は首・肩・肩甲骨周辺・後頭部などと関係する経絡とされています。
また、小腸経は身体の表面をめぐる陽経のひとつとして、外部環境との関わりとも関連すると考えられています。
後谿は小腸経の重要なツボとして、
- 首肩の緊張
- 背中のこわばり
- 姿勢による疲労
- 全身の陽気の巡り
などを整える目的で活用されることがあります。
お灸のやり方
- 後谿の位置を探す
- 台座灸を貼る
- 心地よい温かさを感じる程度で行う
左右とも行うのがおすすめです。
手の小指側は刺激を感じやすいため、熱さを我慢しないようにしてください。
このような方におすすめ
- 首や肩がこりやすい
- 背中が張る
- デスクワークで身体が固まる
- 後頭部が重い
- 緊張しやすい
- ストレスで身体がこわばる
セルフケアのポイント
後谿は単独でも使われますが、
- 申脈(外くるぶし下)
- 外関(前腕)
- 足臨泣(足の甲)
- 風池(後頭部)
- 合谷(手の甲)
などと組み合わせて、首肩や全身の巡りを整えるセルフケアとして活用されることがあります。
特に、
後谿(手太陽小腸経)
+
申脈(足太陽膀胱経)
は八脈交会穴の組み合わせで、身体の背面や姿勢に関係するケアで用いられることがあります。
お灸は強い刺激よりも、じんわり温かい刺激を継続することが大切です。
よくある質問
Q:後谿は肩こりにも使えますか?
A:後谿は小腸経のツボとして、首や肩、背中周辺の緊張に対するセルフケアで活用されることがあります。
Q:手が疲れた時にも使えますか?
A:手の小指側の筋肉や周辺の緊張を感じる場合、温めるセルフケアとして活用されることがあります。
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